Sakamoto X diary

坂本啓の日記

ヨガマットを手放した

手放したのはこれ。

キャスター付き椅子の移動に干渉したり(キャスター付きの椅子も手放す予定だが)、いつも足で踏んでるので汚い。 地味にこんな大きいものはいらなかった。掃除する時も邪魔。

プランク、腹筋とかをやるだけなら、もっと小さいもので十分。

FlexiSpot Sit2Go を手放した

こちらの乗り心地は悪くなかった。むしろ期待以上だった。商品自体には大変満足。椅子も割と高めに上がるし、回転半径?も小さくない。尻も痛くならない。

しかし、場所を取ったり管理するコストに耐えられなくなってきたので手放すことにする。シンプルさ、ミニマリズムを徹底したい。

やっぱり家にいても運動できる思考はあまりよくないかも。ながら有酸素運動は基本外でやろう。基本家にいて長時間作業しなきゃならなくなってる時点で準備不足で負け。

大雨とかでどうしても家にいないといけないときは 大人しくプランク、腹筋、腕立て、倒立腕立てあたりで観念しよう。有酸素は諦める。エッジケースに対応するために管理コストと空間占有率を犠牲にしたくない。

懸垂バーを手放した

懸垂バーを手放した。

近くに懸垂ができる公園やジムがあるから。

所持コストがやっぱり高かった。

そして、運動としては気休めにしかならない。 懸垂の消費カロリー、超回復のためのカロリーもそこまで多くない。 だったら普通に脚使った有酸素の方が消費する。

家でも運動できることがメリットだとは思ったけど、そもそも家にいる時点で負け確。

冷蔵庫を手放した

手放した冷蔵庫はこれ

152リットルは普通にいらなかった。 料理をしないので、普段中身がガラガラだった。

代わりに買ったのが20リットルのこれ

2部屋に分かれててそれぞれ温度調整できるので、冷凍庫と冷蔵庫両方同時にできる。

冷蔵庫を捨てるのは以外とめんどくさいというか一手間かかる。市区町村だとリサイクルなんとか法で引き取ってもらえない。メルカリとかジモティとかで写真撮って引き渡すのもめんどいので、家電のリサイクルショップに買い取ってもらう。

大きい家電を買うのは本当に精査してからにしたい。 管理コスト、手放すコストまで考えて本当に手に入れるべきか考えよう。

物理本の断捨離で役に立ったマインド、スキル

前提

現在も読書が習慣であるにもかかわらず、自分の家には物理本はいっさい置いていない。

物理書物撲滅のきっかけは引っ越しのしやすさ第一主義に考えていたからなのだが、それ以外にもメリットはありそうだった。

今までの引っ越し等で断捨離をせざるを得なかったとき、どのような屁理屈で自分を納得させて書物を捨ててきたかを記録しておく。

今のところ、以下のマインドやスキルによって書物を手放して後悔したことはほとんどない。

障壁

書物の断捨離で障壁になることは、その書物を通して積み上げた思考を後々必要とした場合、車輪の再発明になってしまうという。せっかく思考を進めたのにそれが無駄になるのが悔しいという感覚。

マインド

  • この情報が後々必要になっている時点で人生負けてる
    • 例えば大学の授業で使ったプリントとか。確かに思考を積み上げた。もしその科目を後から学ぶとすれば、プリントを見直した方が理解が早いこともあるかもしれない。ただし、本当にその科目を学び直すべき時はあるのか?もっと人生で優先度高くやるべきことがあるのでは?
  • Scrap & Build
    • 確かに自分が過去に積み上げた思考を保存できるのは大事だけど、多分それを思い出すために文脈を追うよりも、Scrap & Build の方が結局早い場合だってあるだろう。確かに車輪の再発明になるかもしれないが、文脈を再インストールする方がコストになる場合がある。むしろ、未来の自分なら車輪の再発明ぐらいハイスピードでできる、もっというなら、過去の自分よりもその時々の必要になった背景に合わせて高品質な車輪を発明できるという自信を持っている。もちろん、文脈を追いやすいような整理ができているものは以下に挙げているように電子化する。
  • 本に解決策を求めるふりして目の前のことから逃げるな
    • 本が手元にある方が読もうという気になる。目に入った本から読む気になる。ただし、目の前の仕事なり解決したいものがあるとき、目の前に本があると目移りしてしまう。本に解決策が書いてあるかもしれないけど、それよりも考えてとにかくアウトプットを絞り出せ。情報収集に逃げるな。自分の頭で考えることから逃げるな。フェルミ推定でもなんでもして暫定の解決策は今持っている情報で最速で出してみろ。完璧よりもまずは終わらせろ。
  • 最悪あとで必要になってしまっても、金でリカバリ可能なら捨てる。
    • 買った本でも読んでいない場合、つまり自分の思考がまだ乗っていない場合、後で買い直せるなら捨てるべき。高価な本はメルカリで売る。むしろ残存価値が0になる前に売れ。手放さないことで発生する管理コストや、集中するべき時に目移りして読んでしまうことで発生する機会損失の方が避けるべき。

スキル

  • 電子化する技術
    • 自炊代行サービスのスキャンピーで本を電子化し、iPad の GoodNotes でいつでも読み書きできるという状態を作る。バックアップ戦略もちゃんととっておけば、喪失の不安からも解放される。
  • 物理本特有(と思われている)のメリットを電子本で実現する技術
    • 物理本のメリット、例えば初歩的なところだと書き込みができるとか、パラパラめくって全体像が把握しやすいとか他の本と合わせて一覧性が高い等々は、iPad の使い方次第でほとんど解決できる。そうなると物理本の特異的なメリットがいよいよ無くなる。総合的に物理本の方が良いという主張のほとんどはITスキルのない者のポジショントークだと思っている。ITスキルを学ぶことに時間と労力をかけ、電子本の方がメリットが大きくなるような損益分岐点を早く超えろ。確かに電子本は物理本の完全上位互換にはなれないかもしれないが、完璧主義の捨て所としてはコスパの良い部分だと思う。
  • アウトプットする技術
    • アウトプットして「学び」という一連のタスクを完結させろ。インプットしただけの段階だと資産ではなく、サンクコストとか負債みたいなものが積み上がっただけ。行動に移すなり、最低限あとで引き出しやすいよう情報整理なりでアウトプットして初めて資産になる。自分のフィルターを通してアウトプットされていないものはただの負債とか費用。自分のものにしていつでも引き出せる状態でようやく資産になり、それが自分の人生の幸福度を変えたとき資産が昇華されるイメージ。アウトプットする気がない対象はそもそも今本当に「学び」というタスク自体が必要じゃない。

「読書の技法」感想

Amazon.co.jp: 読書の技法 : 佐藤 優: 本

 

動機

速読

速読の正体とは何か、習得可能かを見定めたいと思った。

読書が習慣である自分にとって、本からのインプットを効率的に行う手法はコスパいいと思ったから。

佐藤優さん

メンタリスト Daigo さんが、速読関係で唯一信頼できる人物、本はこれと言っていた

なんとなく佐藤優さんが知の巨人的な人であることは知っていた。

加えて、去年私は聖書検定1級をとって、彼が神学部ということも知って神学の履歴書という本も読んで彼への興味があった。

要するに速読&神学の2つに高い信頼度、深い造形をお持ちの彼から学んでみたいと思ったのがこの本を選んだきっかけ。

 

読了後雑感

佐藤優さんいつもこの表情このポーズこの角度。かわいい。

 

2012年なのでだいぶ古い。今なら iPad やいろんなソフトウェアを使ってもっと上手くできる。

 

ひたすら強調されているのが、基礎知識の重要性。

このことは苫米地さんの年収が10倍になる速読トレーニングの内容とも共通している。

 

読み方には三種類

熟読、速読、超速読

 

彼でも一ヶ月に熟読できるのは 3~4冊

 

基礎知識がないと理解できない。特に高校レベルの基礎知識が大事。

熟読する本を選ぶために超速読や速読を使う。

基礎知識は熟読によって出ないと身につかない。この本の中では「基本書」と呼ばれている。

 

難解な本には二種類

  • 概念が錯綜し、定義がいい加減で、論理構成も崩れている本
    •   古典的名著とされているものの中にも、このようなトンデモ本がたくさんある。
    •   こっちは速読によって熟読を避けるべき
  • 議論が積み重ね方式になっているため、覚えなくてはならない約束事、さらに押さえておかなくてはならない事実関係が多く、読むのに時間がかかる本
    •  こっちに時間をかけるべきだけど、土台の基礎知識がないと読めないので、やはり基礎知識の習得が大事

 

熟読のためには結局彼も何回も(3回が勧められてる)読んでるっぽい。

速読の豆知識(本書では熟読のコツに書いてあるけど)

なぜ、真ん中くらいのページを開くのかといえば、本の構成として、初めの部分は「つかみ」と言って、どのように読者を引き込むかという工夫を著者と編集者がしており、最終部の結論は、通常、著者が最も述べたいことを書いているので、読みやすいからだ。翻訳書の場合、そのような本自体の構成に加え、真ん中くらいになると緊張が続かなくなり、翻訳が荒れてくることがある。

真ん中くらいというのは、実はその本のいちばん弱い部分なのである。あえて、このいちばん弱い部分をつまみ読みすることで、その本の水準を知るのである。

 

速読のコツ

やっぱり、地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」に書かれてたズームインの思考が大事っぽい。全体像を素早く把握してから詳細を理解しにいく。一番ダメなのは一つの箇所で立ち止まること。

 

ノートを取る時には時間を決めろと言っている。どこを書き出すのかの選別に集中するようになる。

これはアウトプットも同じだなと思った。インプットよりも、アウトプットの方がいくらでも時間を使えてしまいやすい。

 

体で覚える、身に付くための時間

知識科目の筆頭が社会だとすれば、現代文は論理科目。

言語化できて頭で覚えられるものは、陳述記憶。

そうでないものが非陳述記憶。体で覚える技術を「テクネー」という。教科書を読むだけでなく実習によって身につけるもの。

実習が必要な科目習得には時間がかかるということを最初から織り込んでおくことが大事。

 

多面性を獲得するために具体例がたくさん必要なもののことを言うんだと思う。この本では言語習得が非陳述記憶でテクネーが要ると言ってるが、ソフトウェアエンジニアリングもそうな気がする。

 

時間帯や場所でも読む本、態度を最低化できる

夜中に読むのは、何度でも読み返す基本書や過去に読んだ本など、記憶に定着させたいものが多い。新しく読む本なら、すでに通暁しているテーマのものを選ぶようにしている。

脳を全く新しい刺激や負荷に晒すよりは気楽。